"Harry Callahan French Archives: Aix-en-Provence 1957-1958"
Harry Callahan(ハリー・キャラハン)
Actes Sud 2017 ハードカバー

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◆写真集解説◆

1956年、Chicago Institute of Design(現在のIllinois Institute of Technology Institute of Design)の写真部門を率いていたアメリカ人写真家ハリー・キャラハン(1912-1999)は、グレアム財団基金の援助により自由に選択可能なプロジェクトの制作機会を得ます。エドワード・スタイケンの助言で彼は1年間の研究休暇を取得し、妻のエレノアと7歳の娘バーバラとともに欧州へ旅立ちました。最初の2か月をドイツで過ごした後、1957年9月から1958年7月までの期間、画家ポール・セザンヌの出身地として知られるフランスのエクス・アン・プロヴァンスに在住しています。それ以前のキャラハンは北アメリカを離れた経験はなく、作品は常にシカゴと中西部の風景が中心でした。
フランスでは、自然探求、都市の風景、既に10年以上にわたり取り組んでいた妻エレノアのポートレートなどのシリーズを制作。この地は、彼に大きなカルチャー・ショックを与えます。キャラハンは、自らが絵のような美しさと、呼んだ南仏の町の光景からさらに視野を広げ、主題のより深く秩序だって探求に取りかかりました。午前中はカメラとともに野外を歩き回り、午後には暗室で作業を行いながら、日常的なシーンの中の、光と影と細部を深く追求します。それらは被写体に対して冷静で距離を置き、決して感傷的でない詩的作品でした。またエレノアと野原の風景を多重露光させた実験的な作品も含まれます。
インタビューで、キャラハンはエクス・アン・プロヴァンス時代は充実と絶対の喜びの期間だったと振り返っています。また"ヨーロッパは様々な形で、私への鍵となる影響を与えたことを知っている"とも語っています。
その後、彼は自らが"French Archives"と命名したアーカイブスから、作品約130点をヨーロッパ写真美術館に寄贈。それらを展示する"Harry Callahan, French archives Aix-en-Provence 1957-1958"が、2016年〜2017年1月まで同館で開催されました。

本書は展覧会開催を機に刊行されたカタログの待望の英語版です。
ハードカバー: 135ページ、サイズ 26.4 x 1.5 x 25.4 cm、約70点の図版を収録。

出版社のサイト(フランス語版/画像あり)

ハリー・キャラハンのプロフィールも紹介しています。こちらもご覧下さい。

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