現在、都写真美術館で“写真表現の軌跡 第4部 アメリカの写真”が開催 されています。
現代作家の写真作品は“開放されゆく写真表現”のタイトルでシンディー・シャーマン、ナン・ゴールディン、リチャード・プリンス、ウィリアム・ウェグマン、サンディー・スコグランドらが展示されています。海外のオークョンでは以上の作家の作品はフォトグラフスではなく現代アートのカテゴリーに入っています。
昨年後半のニューヨーク現代アートオークションではこれらの写真を表現方法とした アーティストの作品が高騰しました。有名作家の昨年11月のオークション結果は以下の様になっています。
- チャールス・レイ
"Plank Piece I-II、1973 " $288,500.(@105, 30,292,500円) ; ササビース
- リチャード・プリンス
"SpiritualAmerica,1983" $151,000.(@105, 15,855,000円) ; クリスティーズ
- シンディー・シャーマン
"無題 #87 , 1981" $123,500.(@105, 12,967,500円) ; ササビース
- ナン・ゴールディン
"Cookie Mueller 1949-89,1990"15枚組み $68,500.(@105, 7,192,500円) ;
クリスティーズ
- ジョン・バルデッサリ
"Brutus Killed Caesar, 1976" $68,500. (@105、7,192,500円) ; クリスティーズ
- バーバラ・クルーガー
"無題(You are giving us the Evile Eye)1984" $43,700. (@105, 4,588,500円) ;
クリスティーズ
- フィリップ・ロルカ・デコルシア
"Marilyn,28 Years Old、Las Vegas $30、1990-93" $17,250.(@105, 1,811,250円) ;
クリスティーズ
アメリカの好景気と株高により 余剰資金が美術市場に流れ込んでいることは明確です。 現代アートの有名作家の作品は軒並みオークション最高落札価格を更新しています。
オークションの結果判断の尺度にされる不落札率も非常に低くなっています。 写真を表現方法に使うアーティストの作品もそれに影響されて高騰したのが真相のようです。
現在のアメリカ市場は明らかにバブル化しつつあるようです。
今年に入ってもアメリカ景気は減速せず、インフレ懸念もでてきました。中央銀行は複数回の利上げを行うことで 景気を冷やすことを意識し始めたようです。株価も不安定な動きになってきました。
バブルは繰り返されます。しかし永遠に続くことはありません。 その時はアート市場も影響を受けざる得ないのです。
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