米国経済は過熱ぎみで、インフレ懸念が高まっているようです。金利の先高感から株式市場は高値調整局面に入り乱高下を繰り返しています。 2000年春のニューヨーク・アート写真オークションは少なくても株価下落の直接の影響はなく、最近の強い調子が続きました。一部の参加者が積極的に入札していたことから判断するに、今回のオークションを利用して新しいコレクターが短期間でアート写真コレクションを構築していることが好調な結果を生んだと考えられます。
しかし今後については市場関係者の間でも慎重な見方が増えてきたようです。
- クリスティーズ ・イースト
総売り上げは百万ドルの大台を越え$1,229,000.-、不落札率は31%でした。
アンセル・アダムスの"Moonrise,Hernandez,New
Mexico"が予想落札価格の約2倍の$28,200.-(@110,\3,102,000.)で落札されました。
ヘルムート・ニュートンの"Rue Aubriot, Paris 1975"が予想落札価格
$3,000.-$5,000.のところなんと$25,800.-(@110,\2,838,000.)で落札されました。
- クリスティーズ
総売り上げは$4,426,000.-、不落札率は33%でした。 注目されていたほとんどの高額作品は一部の積極的な買い手がリードしたことで順調に入札されました。
注目作品ではカタログの表紙掲載のアンドレ・ケルテスの"Cello
Study,1926"が予想落札価格$180,000.-$220,000.のところ$314,000.(@110、\34,540,000.)
と当日の最高値で落札、スティーグリッツのフォトグラビア作品"The
Terminal" が予想落札価格$60,000.-$80,000.のところ$215,000.(@110、\23,650,000.)
の同作品の市場最高値で落札されました。
- ササビース
総売り上げは2日間で7.7百万ドルを記録しました。注目されていたセブン・イレブン社のコレクションからのオークションは3.6百万ドルの売り上げで不落札率はたったの8%
でした。
最も注目されていたセブン・イレブン社から出品の11枚のポール・ストランドの作品はすべて落札され、トータル1.2百万ドルの売り上げでした。その中でも
ストランドの妻のポートレート"Rebecca,1921"は作家のオークション最高落札価格である$335,750.-(@110、\36,932,500.)で落札されました。
エドワード・ウェストンも作家のオークション最高落札価格を更新しました。
"Hands Against Kimono(Tina Modotti),1923"が 予想落札価格$100,000.-$150,000.のところ$313,750.-(@110、\34,512,500.)で落札
されました。
マン・レイの"Swedish Landscape,1925"もレイヨグラフのオークション最高落札価格を更新して$258,750.-(@110、\28,462,500.)で落札されました。
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