Adam Fuss: Water

Damiani Editore, 2018

Adam Fuss(アダム・フス)


アダム・フス(1961-)は、現代アート系の写真分野で活躍する英国人アーティストです。マン・レイ、モホリ・ナギらの作品で知られている、フォトグラムという手法や、また19世紀のプリント方法ダゲレオタイプで作品制作に取り組んでいます。カメラとレンズ以外での写真イメージ制作手法に取り組み、古典的技法での表現の可能性を大きく広げています。 1点もののフォトグラム作品は現代アートのオークションで高値で取引されることで知られています。

フスは約30年以上にわたり、水という被写体の表現を探求してきました。本書は彼のキャリア上で重要な被写体である水を初めて本格的に取り上げたものです。収録されているのは、泳ぐ生きている蛇、水の中のザブザブ動く赤ん坊、水のしずくによりできる同心円の波の研究など。これらの作品は、いまや現代写真においてのアイコン的作品です。また、本書には多数の未発表作も含まれています。 彼の創作への主要な影響はパーソナルな自然観測から持たされています。自然が彼のすべての作品の潜在的な被写体なのです。
収録作品はすべてフス自身がセレクション。それらは水と光が互いに織りなして直接的に出現したもの。 彼の独自の写真制作プロセスは、19世紀写真家のウィリアム・フォックス・タルボット、ウジェーヌ・アジェ、アン・アトキンスなどの流れを踏襲しているのです。

ハードカバー: 120ページ、サイズ 27.9 x 2.5 x 33.7 cm、
約80点の図版を収録。

アダム・フス プロフィール