Vanishing Vernacular:
Western Landmarks

George F Thompson, 2018

Steve Fitch(スティーヴ・フィッチ)


スティーヴ・フィッチ(1949-)は、アメリカ西部のハイウェイとロードサイドにある施設の探求で知られる米国人アーティスト。カリフォルニア大バークレー校で人類学の学位で卒業した後に、ロードトリップを開始。彼はビートジェネレーションを代表する作家のジャック・ケルアックの著作"オン・ザ・ロード"の精神と、2車線のハイウェイから生まれている文化的景観を写真で表現しようとします。それ以降、約45年に上にわたり、西部の日常的な風景やロード・サイドのランドマークの変化をテーマに撮影を続けています。
写真集は"Diesels and Dinosaurs"(Long Run Press, Berkeley,1976)、" Marks in Place"(The University of New Mexico Press, Albuquerque,1987)、"Gone"(University Of New Mexico Press, Albuquerque,2003)、"Llano Estacado"(Texas Tech University Press, Lubbock, 2011)などがあります。

本書では、1000年以上前にアメリカン・インディアンにより書かれた岩面彫刻/象形文字、モーテルのネオン・サイン(昼と夜)、モーテルの外観、手書きの看板、ドライブ・イン・シアターのスクリーン、ラジオ塔など、古代と現代の米国西部が紹介されています。いまこれらのシーンは、インターステート・ハイウェー・システムの整備とフランチャイズ事業の登場で、存在危険にさらされています。本書を通して、読者はフィッチの広大な地域に及ぶ、本当の冒険旅行を追体験できるでしょう。
彼は、紹介文で"古代のプエブロ・インディアンの岩面彫刻は、この60年間に作られた何よりもはるかに長くよく耐えてきました。"と語っています。キュレーターのToby Jurovicsは、その洞察力のあるエッセーで、 フィッチの一連の仕事は写真による文化的な考古学の範疇に入ると評価。写真史的にはニュー・トポグラフィクス(New Topographics) のスタイルとの関係性を指摘しています。

ハードカバー: 171ページ、サイズ 26.4 x 2.5 x 31 cm、
約130点の図版を収録。