Perfect Places / Perfect Company

Steidl, 2018

Robert Adams(ロバート・アダムス)


ロバート・アダムス(1937-)は、1980年代中ごろにコロラド州北東部のポーニー国立草原(Pawnee National Grassland)を撮影します。 本書は、そのシリーズを2分冊にして新たに作品化したものです。オリジナル版は1988年に"Perfect Times, Perfect Places"のタイトルで発表されています。それらの写真からは、広大で開かれた土地を歩くことによりもたらされる力強い喜び の感覚を感じられます。
アダムスは愛妻のケルスティン(Kerstin)と愛犬のサリー(Sally)とともに、静寂、沈黙、愛情を経験するために指定保護地区を自動車で訪れます。時には写真の中には、草木が茂った草原の土地と永遠に続くような地平線を背景に、旅の仲間たちが写っています。アダムスは、かつてフロンティアだった場所ではなく、郊外化した新しい西部のシーンをミニマムなスタイルで撮影した"The New West"(1974年)などで知られています。しかしここでは、彼は穢れのない完璧な自然風景を撮影しています。彼は非常に効果的に、このようなスペースを維持することの必要性を暗に示しているのです。
オリジナル版刊行時には、ニューヨーク・タイムズがすぐにアダムスのプロジェクトの意味を理解して"ロバート・アダムスの写真は明らかな政治的意味を持っていません。 しかし、心動かすどのようなイメージと同じく、世界を知覚する方法を改革してくれます"という記事を書いています。
ハードカバー 2分冊: 104ページ、サイズ 26 x 32 cm、約55点の図版を収録。

ロバート・アダムス プロフィール