Ravens & Red Lipstick:
Japanese Photography Since 1945

Thames & Hudson, 2018

Lena Fritsch(著)


本書は、ドイツ出身で英国在住のレーナ・フリッチュによる欧米視点の英文による初めての本格的な日本写真史解説書。同氏は、日本美術、写真研究者、翻訳家、キュレーターとしても活躍しています。本格的な調査から、戦後日本の痛烈なリアリズムから現代の多様な写真表現までを年代順に網羅しています。それらには、50年代後半から60年代前半の写真家集団「VIVO」、90年代後半の「ガーリーフォト」の流行などが含まれます。
フリッチェは各々の写真創作の潮流や集団を、それらのビジネス、教育、芸術組織の背景の中で規定していきます。例えば、プロヴォークの写真家たちのラフな撮影スタイルは、60年~70年代の消費至上主義や激しい政治論争によるとしています。
さらにフリッチェは、荒木経惟、安齋重男、石内都、伊島薫、大森克己、川内倫子、川田喜久治、北井一夫、澤田知子、志賀理江子、柴田敏雄、須田一政、鷹野隆大、土田ヒロミ、Tokyo Rumando、長島有里枝、蜷川実花、野村佐紀子、畠山直哉、HIROMIX、細江英公、森村泰昌、森山大道、吉行耕平、米田知子らへのインタビューも行っています。

ペーパーバック: 288ページ、サイズ 24.9 x 2.5 x 29.7 cm
70人の写真家による約200点の図版を収録。

日本語版情報
“日本写真史 1945-2017 ヨーロッパからみた「日本の写真」の多様性”は青幻舎から刊行。監修は飯沢耕太郎が担当。
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