Massimo Vitali: Short Stories

Steidl, 2019

Massimo Vitali(マッシモ・ ヴィターリ)

マッシモ・ヴィターリ(Massimo Vitali, 1944- )は、ルッカをベースに活躍しているイタリア人写真家です。ロンドンで写真を学び、1970年代はフォトジャーナリストとして活躍。90年代にはファインアート分野の写真家に転身して活躍しています。
彼は、世界中のビーチ、クラブ、プール、スキー・リゾート、公共広場のような広い広がりを持つスペースを、時に45メートルの高い足場の上から大判フィルムカメラを使用して高解像度で詳細まで撮影します。彼のパノラマ的な写真は、人間と環境とが互いに影響しあっている状況を表現するとともに、見る側にのぞき見的な感覚を与えてくれます。
代表作は"Landscapes with Figures (Steidl2004年刊)" " Natural Habitats (Steidl2011年刊) "など。今では彼の作品はニューヨークのグッゲンハイム美術館、パリのポンピドー・センターなど世界中の美術館にコレクションされています。

本書は、ヴィターリが自身の約30年にも及ぶ大判カメラによるキャリアを振り返り、12点のベスト作品を選出したものです。セレクションにあたり、彼は作品をよく知るキュレーターやコラボレーターと長時間の会話を行ったとのこと。選出された作品は必ずしも彼の代表作ではありません。どちらかというと、彼の作家表現の探求において重要な局面を示すものです。まるで長いキャリアのショートストーリーのように、本書には12点の写真が貼り込まれています。

ハードカバー: 48ページ、スリップケース、サイズ36.2 x 28.6 cm
12点の図版を収録。
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