Hiroshi Sugimoto: Architecture

Damiani Editore, 2019

Hiroshi Sugimoto(杉本 博司)


杉本博司(1948-)は、1997年から時代を建築で振り返ることをテーマにクラシック・モダニスト建築を撮影し続けています。
本シリーズで、彼は写真の常識に挑戦しています。杉本作品の特徴は、8X10"ヴュー・カメラと銀塩写真により作り出される広いトーンを持つ精緻な描写力です。しかしこのシリーズの撮影では、独特な角度を採用し、時には1時間もシャッターを開放にし、被写体の細部よりも その建築物のエッセンスの表現に挑戦。 ピントがぼやけた抽象的モノクロ写真により、モダニスト建築の、時間、記憶、歴史などを境界線を消失させようとしています。
杉本は「建物の外観をぼやかし、白黒の残像イメージを強調することで 建築家が建物を作る前の想像上のイメージを再構築しようと試みている」と語っています。

Architectureシリーズは、2003年にシカゴ現代美術館で開催された展覧会「ARCHITECTURE」用にまとめられました。本書は、いままでの未発表19点を追加収録した待望の改定版です。フランク・ゲーリーのグッゲンハイム・ビルバオ、ル・コルビュジェのロンシャンの礼拝堂/サヴォア邸、ミース・ファン・デル・ローエのシーグラムビル、 フィリップ・スタルクのアサヒビール・ビル、安藤忠雄の光の教会、エッフェル塔、国連ビル、ワン・ワールドトレードセンターなどの世界中のモダニスト建築90点が収録されています。

ハードカバー: 160ページ、サイズ 25.4 x 27.9 cm、
モノクロ90点を収録。

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