Norman Parkinson:
Always in Fashion

Acc Art Books, 2019

Norman Parkinson(ノーマン・パーキンソン)


ノーマン・パーキンソン (1913-1990)は、ファッション/ポートレート分野において、20世紀でもっとも偉大で、影響力を持つ写真家の一人だと言われています。彼の写真はキャリア初期から革新的といわれていました。戦前のファッション写真は、光やモデルのポーズを完全にコントロール可能な写真スタジオで行われてきました。パーキンソンは、モデルの存在にリアリティーを感じるストリートや、遠隔地のエキゾチックな場所での撮影を最初に行った写真家の一人です。彼の写真では、モデルたちは自然かつダイナミックな動きがあり、時にユーモアのセンスを持って表現されていました。彼の方法論は「ドキュメンタリー・ファッション」と呼ばれ注目されます。1935年に「ハ―パース・バザー」誌に雇われ、1940年まで同誌英国版の仕事を手掛けます。戦後は、「ヴォーグ」(1945-1960)、「クィーン」(1960-1964)などのファッション誌で仕事を手掛け、1964年以降はフリーランスで「タウン&カウントリー」などの仕事を行っています。
彼の写真は、ヴィジュアル面から50年代パリのニュー・ルックや60年代のスウィンギング・ロンドン時代の雰囲気作りに関わります。「ファッション写真の父 」、「ファッション写真の巨人」とも呼ばれ、その後に登場する若手写真家の撮影スタイルに多大な影響を与えています。英国に60年代に登場した、デヴィッド・ベイリー、テレンス・ドノヴァン、ブライアン・ダフィーより以前から、パーキンソンの写真は、彼ら3人の特徴だった、勢い、即興性、動き、変化をすでに内包していました。60年にもわたるキャリアを通し、パーキンソンはファッション・ポートレート写真家としてのきらめく創作力で世界と業界を魅了し続けてきました。
1981年には、その際立った業績が評価され大英帝国の勲章(CBE/Commander of the British Empire)が授与されています。同年にはロンドンのナショナル・ポートレート・ギャラリーで回顧展が開催され、当時の最多観客動員数を記録しています。

本書は、彼の約60年にも及ぶキャリアを、1930年代から1980年代までの年代順に振り返っています。モノクロとカラーのファッション・ポートレート写真の代表作品が余すことなく紹介されているベスト版です。2019年(10/11-12/22)まで、同名の日本初の写真展が東京のブリッツ・ギャラリーで開催。

ハードカバー: 239ページ、サイズ 25.6 x 3.1 x 25.9 cm、
多数の図版を収録。

本の内容はこちらからご覧いただけます。

ノーマン・パーキンソン プロフィール