Weegee's Naked City

Damiani Editore, 2020

Weegee(ウィージー)


ウィージー(本名 ウジェル・フェリグ/後にアーサー・フェリグ, 1899-1968)は、ズロチェフ(現在のウクライナの一部)出身。家族は1910年に米国ニューヨークに移り住みました。写真は独学で、14歳の時から様々な写真関係の仕事に携わった後1918年にロウアー・マンハッタンの写真スタジオで定職につきます。その後、多種多様な新聞の仕事を行い、1935年にフリーランスのニュース写真家となり犯罪/事故などの現場写真を中心に撮影するようになります。1938年、彼は自動車に警察無線を付ける許可を得ます。これにより、犯罪、事故現場などの最初のセンセーショナルな写真撮影が可能になります。フラッシュ・バブルを使用し主題を強調した荒らしい写真の人気が高く、彼はヘラルド・トリビューン、デイリー・ニュース、ポスト、ザ・サン、PM ウィークリーなどに売り込むようになりました。同時に、数多くの写真集を出版。代表作に、「Naked City (1945)」、「Weegee's People (1946)」、「Naked Hollywood (1953)」などがあります。

本書「Naked City」は、1945年に刊行されたウィージーの初写真集(Essential Books刊)の待望の新版です。オリジナル版は、代表的フォトブックのガイドブック「The Photobook: A History Vol. I」、「The Book of 101 Books」、「The Open Book」に収録されています。
ウィージーは、仕事を通して作り上げたパーソナルなニューヨーク・ヴューを本書で提示しています。彼は犯罪/事故現場の写真だけでなく、誰も知らないニューヨークの姿も撮影。それらは、朝3時のビーチのカップル、警察車両内のトランスジェンダー売春婦、宝石で着飾った舞踏会の婦人たち、貧困に苦しむ人々などです。また彼の写真には、1940~50年代初期にハリウッドで制作されたB級モノクローム映画「フィルム・ノワール」の世界観が反映されていたとも言われています。
本書は、彼の才能、都市への愛情、不条理や信じがたい出来事に対する感覚が見事に反映されています。ニューヨークのシークレット・ライフを紹介するクラシックとして永遠に君臨する写真集でしょう。
編集者のクリストファー・ボナノス(Christopher Bonanos)と、ICP(国際写真センター)のウィージー専門家のクリストファー・ジョージ(Christopher George)による新しいエッセーとともに、未発表作を含む約239点の図版が収録されています。

ハードカバー: 292ページ、サイズ 16.5 x 23.5 cm、
モノクロ約239点の図版を収録。

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