Dennis Hopper: In Dreams. Scenes from the Archive

Damiani Editore, 2019

Dennis Hopper(デニス・ホッパー)


デニス・ホッパー(1936-2010)は、60年代の米国文化の数多くの重要な瞬間と関わってきた、映画監督、アーティスト、写真家、アートコレクターです。

本書収録作は、ホッパーのアーカイヴからエディター/デザイナーのマイケル・シュメーリング(Michael Schmelling) がセレクション。ほとんどが未発表作で、それらにはジョン・ウェイン、ピーター・フォンダ、ウォレス・バーマンなどの有名人の写真も含まれます。
彼はアイコニックなイメージのセレクションを避けて、新たな印象や物語性を提供する写真作品を取り出そうとしています。
ページをめくるごとに、作品テーマが出現し、ヴィジュアルのリズムが作り出され、人物が登場して去っていきます。読者はその流れに呼び込まれていきます。写真作品を通して、アーティストであり、また俳優、夫、父親の役割を持つデニス・ホッパーの人生におけるパーソナルな視点をより理解できるようになる内容です。タイトルの「In Dreams」は、米国人歌手ロイ・オービソンによる映画「ブルー・ヴェルベット」の挿入歌から引用されています。
彼の写真作品は、映画キャリアが落ち着いていた60年代に集中して生み出されています。この時代のホッパーの主要な創作は写真作品でした。彼の首には、常に妻のブルック・ヘイワード(Brooke Hayward)が贈ったニコン・カメラがかかっていました。彼の友人たちが冗談で「ツーリスト」と呼んでいたそうです。ホッパーは、同時代のアーティストやセレブリティーとともに、ゆったりと日々を過ごすインサイダーでした。しかし、本書におけるアーカイブの新たな探索は、彼がその他の写真家たちと同じような冷めた視点を持っていたことを示しています。自身が有名人であるとともに、アウトサイダーであったという2面性こそが彼の写真作品の魅力の背景にあるのです。

ハードカバー: 132ページ、サイズ 24.1 x 1.9 x 21.6 cm、
約97点の図版を収録。

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デニス・ホッパー プロフィール