Stephen Shore: American Surfaces:
Revised & Expanded Edition

Phaidon Press; Expanded, Rivisec版, 2020

Stephen Shore(スティーブン・ショア)


1972年、当時24歳のスティーヴン・ショア(1947-)は、ロバート・フランクの過程たどりながらニューヨークから全米の旅に出かけます。最初は友人運転でテキサスのアマリロへ赴き、彼のニューヨークでの人生経験は米国中部の中産階級の生き方と違うことを実感。その後は、一人でローライ35を手に、旅行者の視点での米国探求の旅に出かけます。
写真によるロード・ムービー的作品は「アメリカン・サーフェース」と名づけられます。

彼は全ての街並み、ガソリンスタンド、ダイナー、モテルなど、毎日見たこと、行ったこと、出会った人を淡々と日記のように記録。撮影コンセプトに忠実であるために、当時の一般的旅行者の例にならって数百ものフイルムロールをニュージャージーのコダックのラボに送付し、現像/プリントを依頼しています。何気ない一連のイメージはいたって普通ですが、アメリカ人が哀愁を感じる70年代の日常の雰囲気が溢れるイメージです。本作のコンセプトはより絞り込まれ、名作「Uncommon Places」が生まれるのです。
「アメリカン・サーフェース」の一部作品は、1999年に「American Surfaces 1972」(Schirmer/Mosel刊)として発表されます。本格的写真集は2005年に約320点のカラー作品が収録されPhaidon社より刊行。コダックへ送付する当時の封筒が再現され、写真集本体が収納されていました。2008年にはペーパーの普及版も刊行されています。ショアが全米旅行に向かったほぼ50年後、旅の写真はインスタグラムが中心の時代となりました。

今回、改定拡大版刊行がきっかけでこの影響力のある作品が再び注目されるでしょう。本書では、多数の未発表作と共に、新たな紹介文が収録されています。

ハードカバー: 256ページ、サイズ 22.4 x 2.8 x 25.7 cm、
約350点の図録を収録。

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スティーブン・ショア プロフィール