Harry Gruyaert: Last Call

Thames & Hudson, 2020

Harry Gruyaert(ハリー・グリエール)


ハリー・グリエール(Harry Gruyaert,1941-)は、ベルギー・アントワープ出身の写真家。ブリュッセルの映画学校(School for Photo and Cinema)で学んだ後、パリでフリー写真家として活動を開始。1970年代~1980年代にかけて、アート写真の中心がヒューマニスト系モノクロだった欧州においてカラー写真での表現を探求した最初の写真家です。
彼のカラー写真は、感覚的、非物語的で、大胆な構図で、世界を新たな視点からとらえています。特に、モロッコ、インド、エジプトで撮影された、グラフィカルで色彩豊かなカラー写真で知られています。1981年よりマグナムに参画し、1986年より正会員です。

新刊の「Last Call」は、グリエールがキャリアを通して世界中で撮影したエアポートの作品を収録。エアポートは、制約のあるものの安心できる居住空間。現代における人間の移動に欠かせない、旅行者にとって芝居のステージのような場所なのです。彼はその場所における、時にシュールな美しいシーンを記録。テクスチャー、光、色彩と建築構造物を継ぎ目なく縫い合わせたかのように巧みに表現し、素晴らしい効果を生み出しています。
撮影されているのは、ロワシー=シャルル・ド・ゴール空港/フランス・パリ、イヴァロ空港/フィンランド、ソルトレークシティー空港/米国ユタ、JFK空港/米国ニューヨーク、マイアミ空港/フロリダ米国、ラスベガス空港/米国ネバダ、ドバイ国際空港/UAE、デリー空港/インド、マドリッド空港/スペイン、など世界中の空港です。

ハードカバー: 95ページ、サイズ 24.1 x 1.5 x 32.5 cm、
57点のカラー図版を収録。

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