Ernst Haas:
New York in Color, 1952-1962

Prestel, 2020

Ernst Haas(エルンスト・ハース)


エルンスト・ハース(1921-1986)は、オーストリア出身。カラーを得意とするフォトジャーナリスト・写真家です。マグナム・フォトスの創立者以外の最初のメンバーで、ライフ誌などの影響力のある雑誌で数多くの写真作品を発表しています。1950年に仕事でニューヨークへ行き、それ以来アメリカに在住。1961年、ニューヨーク近代美術館は、彼の10年間の写真作品の回顧展を開催。同館で行われた初のカラー写真の展覧会として知られています。
2011年に刊行され、2016年に再版された"Ernst Haas: Color Correction"(Steidle刊)では、より抽象的な都市のカラー作品が紹介されて彼の作家性が再注目されています。

本書では1950年代と60年代のニューヨークでハースが撮影したカラー写真を紹介。クラシック作と新発見された両方の作品に焦点を当てた初の写真集です。彼のカラー作品は、写真家の驚くべき才能を明らかにするとともに、私たちがなぜニューヨークを愛するのかをページごとに思い出させてくれます。ハースは1951年にウィーンからニューヨークに移り住みました。彼は、戦争で荒廃した欧州大陸と、モノクロ写真家のキャリアを残してきました。彼にとって、カラー写真という新しいメディアは、エネルギーと人間性に満ちた都市を撮影する唯一の方法でした。これらの写真では、ハースはコダクローム・フィルム対する並々ならぬ技量と自信を示しています。またカラープリントの技術的課題への挑戦の軌跡でもあります。他に類を見ない色彩の深みと豊かさ、リリシズムとドラマチックな緊張感に満ちたこれらの写真は、キャリア絶頂期にあった写真家の姿を明らかにしています。
コネチカット州ニューヘイブンのエール・センター・フォー・ブリティッシュ・アートのシニア・リサーチ・スカラーのフィリップ・プロジャーの寄稿、アーティストの息子で、父のエステートを運営しているアレックス・ハースの序文付き。

ハードカバー : 208ページ、サイズ 24.77 x 2.31 x 30 cm、
175点のカラー図版を収録しています。

出版社のウェブサイト