Frank Horvat: Side Walk

Hatje Cantz, 2021

Frank Horvat(フランク・ホーヴァット)


フランク・ホーヴァット(1928 - 2020 )は、主にフランスに在住して活躍したイタリア出身の写真家。カルチェ=ブレッソンの影響を受け、フォトジャーナリストとして本格的なキャリアをスタートします。
1957年、彼はパリで雑誌「Jardin des Modes」のために、35㎜ライカ・カメラと自然光でファッション写真を撮影。ストリートで、ルポルタージュの精神で撮影されたファッション写真は斬新で注目されます。その後、「ヴォーグ」、「ハ―パース・バザー」などの世界的なファッション誌で活躍します。

本書「Side Walk」は、1982年から1986年にかけてニューヨークで撮影されたホーヴァットの象徴的なシリーズです。写真家自身と彼の娘の協力を得て、アーカイブから発見されたアイコン的写真と未発表作、そして彼の日記の抜粋により構成されています。収録されている写真と文章は、依頼された撮影の仕事の合間を縫って制作されたものです。仕事から離れより自由度の高い本シリーズが展開出来たことにより、写真撮影がファッションからパーソナル・ワークへと移っていくことを決定的にしたといえるでしょう。アメリカの都市で過ごした時期にも、彼の好むテーマである、人間、都市の不条理さ、矛盾した美しさがドキュメントされています。
また本作では彼が持っていた際立った色彩感覚が示されています。彼の日記からの抜粋では、ストリートフォトグラファーとしてのイメージの探し方や写真そのものの意義についても振り返っています。 ニューヨークの都市の喧騒を愛していたホーヴァットによるストリート・ライフを称賛する写真集です。

ハードカバー : 160ページ、サイズ 17.27 x 1.78 x 24.13 cm、
約90点の図版を収録。

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フランク・ホーヴァット プロフィール