Imogen Cunningham: A Retrospective

J Paul Getty Museum Pubns, 2020

Imogen Cunningham(イモージン・カニンハム)


イモージン・カニンハム(1883-1976) は、米国オレゴン州ポートランド出身の20世紀を代表する女性写真家です。約70年にもおよぶ長いキャリアを通して、花・植物、ストリート、ポートレート、ヌードなどの分野で新たな表現を再発見してきました。1945年にはアンセル・アダムス、エドワード・ウェストンなどともに、シンプルな被写体のシャープな描写へこだわるグループf/64を結成。しかし、彼女は写真手法にこだわることなく多重露光などでの表現の可能性も探求しています。
カニンハムは写真家としての長いキャリアを通して、大規模かつ多様な作品群を制作しています。それらの作品を通して、ユニークなビジョンや世界の多様性の提示を行うとともに、自らの写真表現へのコミットメントを訴えかけてきました。
彼女は初期のフェミニストとして、次世代に多大なインスピレーションを与えたことでも知られています。ポートレート、風景、ヌード、静物、ストリートフォトなどのジャンル、フローラ、ダンサー、ミュージック、手、お年寄りなどのテーマに取り組むことでピクトリアリズムからモダニズムの写真に熱心に取り組んできました。

本書では作品を時系列に整理して収録し、アーティストの人生と全キャリアを紹介。代表作と未発表からなる、エレガントで強烈で画期的なカニンガムの作品約200点が収録されています。エッセイは、ポール・マルティノーとスーザン・エレンズが担当。手紙や家族アルバム、その他の親密な資料などをもとに、カニンハムの作品制作の動機などを探求しています。ゲッティセンターのJ.ポール・ゲッティ美術館とシアトル美術館で近日中に開催される予定の展覧会に合わせての出版となります。

ハードカバー : 245ページ、サイズ 24.13 x 2.79 x 27.94 cm、
約199点の図版を収録。

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