Robert Adams: Standing Still

Fraenkel Gallery, 2021

Robert Adams(ロバート・アダムス)


ロバート・アダムス(1937-)は、現在の写真界で高く称賛されているアメリカ人写真家です。1974年に発表した"The New West"で、かつてフロンティアだった西部が大きく変貌したことに注目。画一化した郊外のストリート、住宅地の広がり、ショッピングモール、駐車場、フリーウェーなどをミニマムなスタイルで撮影しています。1975年には、ジョージイーストマンハウスで開催された"ニュー・トポグラフィックス-人が変えた風景の写真"展に選出。彼の作品は、従来の雄大な自然を美化する古典的な風景写真に革命をもたらします。また約35年にわたりコットンウッドなどの樹木を撮影し、木材産業繁栄の跡に残された破壊を記録しています。
近年のアダムスは、おもに20年以上住んでいるオレゴン州の海岸近くの自宅周辺を撮影。より身の回りの親しみのある風景に焦点を当てることが多くなっています。

本書「スタンディング・スティル」は、「立ち止まって」のような意味。小さな前庭と四季を通して変化する太陽の光を称賛するような内容です。モノクロの写真は、芝生とその境目にある低木や小木、ストーン製バードバス、鹿とアダムスの妻ケルスティンなどを記録しています。それらは、霧に包まれ、雪をかぶり、暖かな日差しを浴びた風景として表現されています。この静かな場所では、「毎日が最初だと感じる日になりえます」とアダムスは書いています。

ハードカバー : 40ページ、サイズ 24.64 x 1.27 x 29.72 cm、
約28点のモノクロ図版を収録しています。

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ロバート・アダムス プロフィール