A Pound of Pictures

Mack, 2022

Alec Soth(アレック・ソス)


アレック・ソス(1969-)は米国ミネアポリス出身の写真家。ロード・トリップを通じて、米国内各地の特徴的な人々と風景を、主に8X10"の大判カメラで撮影しています。米国ロード・トリップ写真の元祖ロバート・フランクの影響を強く受けた写真家と考えられています。

「A Pound of Pictures」は、ソスが2018年から2021年にかけて撮影した写真を集めたものです。本作に取り組むにあたり、彼はいつものようにロードトリップを繰り返しました。今回は写真というメディアの儚さと身体性の間のつながりをさらに探求するために行われました。本作では、仏像、バードウォッチャー、日光浴をする人、リンカーンの胸像など、さまざまな被写体が撮影さています。特にプリントされたイメージによって表現され、記憶されるような、経験を明確化して結晶化したいという写真の欲求について考察しています。この多彩なイメージのシークエンスには、図像、記念品、思い出の品、そして、私たちの周りに日々存在するイメージメーカーたちが繰り返し登場します。ソスが撮影した写真には、彼自身のメモと考察が添えられ、曲がりくねった思慮深いロードトリップの世界を形成しています。「この本の中の写真が、そのきらめく表面以外の何かについてだとしたら、それは、自分自身の制作過程についてである。うっとりするほど特異な世界に入り込み、儚いもの(光、時間)と物理的なもの(眼球、フィルム)との間のつながりを作り出すことだ」と彼は書いています。また本書には、無作為による無名写真家によるヴァナキュラー写真のレプリカ5枚がページの中に挿入。
2022年にSean Kelly Gallery ニューヨーク(1月14日~)、Weinstein Hammons Gallery ミネアポリス(1月28日~)、Fraenkel Gallery サンフランシスコ(2月3日~)を巡回した個展開催に際して出版されています。

ハードカバー : 156‎ページ、サイズ 25.3 x 31 cm、
多数の図版を収録。

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