Susan Meiselas:
Carnival Strippers – Revisited

Steidl, 2022

Susan Meiselas(スーザン・マイゼラス)


スーザン・マイゼラス(1948-)は、米国ボルティモア出身の写真家。写真、フイルム、ヴィデオ、アーカイヴ資料などを利用して多様な作品を制作。ストーリー性を持つドキュメント写真の発展に多大な貢献をしたことで知られています。代表作に、若かりし1976年に発表した"Carnival Strippers"、中南米やクルド人のドキュメント写真があります。1976年からマグナム・フォトスに所属し、現在はマグナム財団の理事長です。1979年ロバート・キャパ・ゴールド・メダル、1994年には、ハッセルブラッド国際写真賞を受賞。2017~2018年にかけては、フランス、パリのジュ・ド・ポーム国立美術館などで大規模な回顧展"Mediations"が開催されています。

本書は、20世紀後半における重要な写真プロジェクトと評価されている"Carnival Strippers"の増補版。オリジナル版は1976年に米国"Farrar, Straus and Giroux"から刊行、2003年にドイツ"Steidl"から改訂版が出版されています。1972~1975年にかけて、マイゼラスはニューイングランド、ペンシルバニア、サウスカロライナなどの小さな町を巡業し、ストリップショーで演技する自分と同年代の女性達の撮影とインタビューを行ないました。踊り子達の町から町への移動に同行して、彼女達のステージ上とオフタイムの姿を撮影しています。インタビューはダンサーだけでなく、ボーイフレンド、舞台監督、呼び込み屋、観客まで及んでいます。写真とインタビューを駆使して、一般的には知られていない社会で、たくましく生きる彼女達の姿を明らかにしようしています。女性運動の初期に制作された、複雑な変化の時代を特徴づける、女性のアイデンティティと自尊心をめぐる葛藤が反映された作品です。
今回の"Carnival Strippers – Revisited"には、未発表写真、コンタクトシート、地図、手紙などを追加収録。彼女の影響力のあるビジョンに新たな深みを与える内容になっています。本書はスリップケース入り、"Carnival Strippers – Revisited"と"Making Of"が納められています。"Making Of"には、これまで印刷・出版されたことのないカラー作品、
マイセラスがプロジェクト用に収集した資料なども収録されています。

ハードカバー(スリップケース入り/2分冊) ‏:‎ 約304ページ、
サイズ 27.5 x 23.5 cm、約205点の図版を収録

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