Lina Scheynius: Touching

JBE Books, 2022

Lina Scheynius(リナ・シェイニウス)


リナ・シェイニウス(Lina Scheynius,1981-)は、現代の女性像をドキュメントした表現スタイルで知られるスウェーデン人写真家。ロンドンでモデルとして活躍中に、ナン・ゴールディン、コリーヌ・デイ、ユルゲン・テラーなどの写真家に触発。写真のコミュニティー・サイトのフリッカー(Flickr)での作品が注目され、ファッション写真の仕事を行うようになります。その後は次第にパーソナルワークに専念、1991年から2018年にかけて撮影された写真作品では、21世紀の女性の人生を、これまでにないアプローチで私たちに垣間見せてくれます。
シェイニウスは、自分の人生、友人、恋人のシーンをフィルムカメラで執拗に記録してきました。2007年から2019年にかけて、彼女はこの親密なアーカイブを11冊の自費出版本に整理編集します。それは「My Photo Books」(JBE Books、2019年刊)として発表され、国際的に高い評価を得ています。シェイニウスの最新プロジェクトは、まるでパーソナルな日記ページから切り取ったかのような、親密さと隠された美しさを持つ静寂な瞬間を捉えた作品です。彼女の写真には、生々しいセクシュアリティと一糸もまとわない姿が溢れています。多くの場合、それらには彼女自身がモデルを務めます。また親しい友人や恋人なども登場します。

本作では、シャイニウスはアナログ写真を使って、まず何世紀も前の彫像の画像を撮影し、次に自分の裸体などを写すことで、フィルムに二重露光を行います。セルフ・ポートレートを千年もの時を超える橋渡しとして使用しています。繊細かつ生々しい、21世紀における革新的なフォトブック制作に挑戦しているのです。

ハードカバー ‏: ‎92ページ、サイズ 30 x 1.5 x 45 cm、
約40点の画像を収録

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