Sugimoto: Architecture

Distributed Art Pub Inc, 2004

Hiroshi Sugimoto(杉本 博司)


2003年にシカゴ現代美術館で開催された写真展“ARCHITECTURE”用に制作された杉本博司の写真集です。 現代建築に注目し、1997年から取り組んでいる彼の5つ目の主要テーマになります。 本シリーズで杉本は、瞬間を詳細に写し取るという写真の常識に挑戦しています。 敢えて、ピントをぼやかし、独特な角度を採用し、 時には1時間もシャッターを開放にして、被写体の細部よりも その建築物のエッセンスを表現しようとしています。 彼のぼやけたモノクロ写真は現代建築の持つ時間、記憶、歴史などを境界線を 消失させている、と高く評価されています。 杉本自身は“建物の外観をぼやかして、白黒の残像イメージを強調することで 建築家が建物を作る前の想像上のイメージを 再構築しようと試みている。”と語っています。
エッフェル塔、グッゲンハイム・ビルバオ、ル・コルビュジェのロンシャンの礼拝堂、国連ビル、世界貿易センター、 フィリップ・スタルクのアサヒビール・ビル、 安藤忠雄の光の教会、などの世界中の現代建築のイコン68点が 収録されています。

杉本 博司 プロフィール