Wim Wenders: Pictures from the Surface of the Earth

Schirmer Mosel, 2006

Wim Wenders(ヴィム・ヴェンダース)


才能あふれるドイツ人アーティスト、映画監督として知られるヴィム・ヴェンダース(1945-ドイツ人)の写真集です。ヴェンダースは1983年から写真にも取り組んでおり、映画“パリ・テキサス”の ロケハンで訪れた米国西部を撮影した、写真集"WRITTEN IN THE WEST" 1987 Schirmer/Mosel などで知られています。
彼は長年にわたって古いパノラマカメラを持ち運んで、映画撮影やロケハンで訪れる旅先での風景を撮影していました。 彼が"Pictures from the Surface of the Earth"と呼ぶこのシリーズは、人間性が不在に見えるものの、その存在感が感じられる自然風景、都市風景、静物などを撮影したシリーズです。
ヴェンダースのパーソナルな記憶と世界観が強く反映された、 物語性を感じさせるさまざまな場所のヴィジュアル・コレクションです。 消え行く瞬間の記憶を目指しているそれぞれのイメージは個別の物語性を持っています。写真集表紙のイメージは人影がいない早朝に撮影された"Street front in Butte, Montana, 2000"です。 ヴェンダースはその風景を見て、自分が大好きなエドワード・フーパーの 絵画の中に迷い込んだ気がした、と語っています。 米国、日本、オーストラリア、イスラエル、キューバ、ドイツで撮影された30枚のカラー作品と21の折り込みページで構成されています。この作品は2001年にドイツ・ハンブルグで2002年にはグッゲンハイム・ビルバオで展示されています。