Eugene Atget's Trees:
Newly Discovered Photographs from the Bibliotheque Nationale De France

Distributed Art Pub Inc; Box版, 2004

Eugene Atget(アジェ)


アジェが活躍していた時代には彼の写真がアート作品とはだれも認識していませんでした。僅か1~3フラン程度で売られていた写真は完全に資料とみなされており、当時は画家、美術館、図書館が主要な顧客でした。1900年~1927年にかけて、フランス国立図書館は彼が撮影した古き良き時代のパリの写真を大量に購入したことで知られています。長年の撮影場所の特定と分類作業を行なわれた過程の1995年に未発表作品39点が発見されました。これらの作品は Saint-Cloudの公園で撮影された木を題材に多方面から表現を追求した作品群でした。1923年7月に購入された当時の図書館の保存用封筒に入ったままの状態だったそうです。もともと111作品が収蔵されていましたが、残りの作品は手すりや、彫像、テラスなど一般的な公園のイメージで既に発表済みで、今回初収録の39点はドキュメンタリーとしてはあまりにも抽象的と考えられていたようです。
時代の価値観が移り変わり、アートとしての価値観で作品が改めて評価されたものです。

アジェ プロフィール