Avedon at Work:
In the American West

Univ of Texas Pr, 2003

Richard Avedon(リチャード・アヴェドン)


"In the American West"はアメリカを代表する写真家であるリチャード・アヴェドンが1979~1984年にかけて米国西部で生活する様々な職業の人々のポートレートを8X10のビューカメラと白バックで撮影した代表的な写真集です。また同写真展は1987年にかけて米国全土の美術館を巡回しました。

ローラ・ウィルソンはダラス在住の写真家、作家です。この本はこのアヴェドンの代表的なプロジェクトを手伝った時にアベドンのメイキングを撮影したドキュメント写真と当時の日誌をもとに作られています。著名写真家の代表写真集が制作される裏側を明らかにしてくれる非常に興味深い一冊です。
実際の撮影は、ほとんどが現地のモデルに合わせて、野外に即興で作られた簡易スタジオで行なわれたそうです。ロデオ会場、炭坑、トラックの停車場、油田などに赴き、大判の白バックをテープ止めして、8X10のディアドルフカメラを三脚に設置して、モデルを捜したそうです。実際の撮影は、アヴェドンがピントを合わせた後に自身がカメラの横に立ってモデルとの関係作りを行ないながら行なったそうです。誰でも白バックで大型カメラでポートレートは撮影できます、しかしアベドンはモデルを選んでその魅力を引き出す能力があることを作者は伝えようとしているのです。

132ページ、91のモノクロイメージが収録されています。

リチャード・アヴェドン プロフィール