David Bailey Locations:
The 1970's Archive

Thames & Hudson, 2003

David Bailey(デヴィッド・ベイリー)


写真集"Birth of the Cool"で紹介されているように、60年代のデヴィッド・ベイリーといえばロンドンで撮影された 数々のファッションイメージが有名です。その印象が強いのであまり知られていないのが70年代のベイリーです。 この時代、彼の撮影舞台はロンドンから世界各地に大きく広がっています。 この写真集は、何度もベイリーの写真集を手がけたマーティン・ハリソン氏が、グローバルに展開した70年代の彼のファッション、ポートレート、ヌード、ドキュメント作品をまとめたものです。そのさきがけとなったのは、ヴォーグ誌の1970年1月号で紹介されたトルコ中部で撮影されたファッションイメージです。幼少時代に探検家に憧れていたベイリーは、エキゾチックなロケーションでの撮影で自らの夢を満たすかのように世界中を旅しています。 また70年代にはスタジオ撮影においても高い完成度に至っています。 ポートレートでも、ミック・ジャガー、ダリ、マザー・テレサなどを撮影しています。
70年代のベイリーは作品の幅も非常に広がり、自らの感性が刺激される異文化の人々や場所を積極的にドキュメントしています。あまり知られていませんが、彼は ハイチ、ペルー、インド、メキシコ、日本、ブラジル、ニューギニアでのドキュメントや、政治色が強いベトナム難民のルポルタージュを行なっています。
260ページ、約250点以上のモノクロ、カラー作品が収録されています。世界的な写真家の多様な面を通して70年代を知ることが出来る1冊です。

デヴィッド・ベイリー プロフィール