Photographs of Dahomey

Hatje Cantz Pub, 2004

Irving Penn(アービング・ペン)


アメリカ写真界の巨匠アーヴィング・ペン(1917-2009)はファッション、ポートレート、ヌード、静物など様々なテーマを長年精力的に撮影しました。その中でも1948年に雑誌ヴォーグの仕事としてペルーのクスコから開始され、モロッコ、ニューギニア、ネパールなどの現地部族やジプシーなどで撮影した民族誌学シリーズは彼の主要作品として知られています。
1967年にペンは同シリーズ撮影のためにアフリカのダオメを訪れます。ダオメは西アフリカのギニア湾に面した細長い国です。元フランス植民地で1960年に独立し、1975年にベナンと改称しています。この地は初めてハイチに奴隷が送られた場所で、ブードゥー教の起源の地でもあるそうです。有名な野外のテントによる仮設スタジオはこの地で初めて 作られ撮影が行われました。
雑誌で紹介されてから35年、ダオメのフォン族の神、ヴードゥーの男性の起源のレグバや土着民族のカラー、モノクロ作品約30点が初めて写真集に収録されました。ダオメの作品のうちモノクロの(主に女性と子供)ポートレート作品は写真集"Worlds in a Small Room" (絶版)New York: Viking, 1974.にも収録されています。

04年8月には東京駒場の日本民藝館で写真展ダオメも開催されました。

アービング・ペン プロフィール