Sam Taylor-Wood: Crying Men

Steidl, 2004

Sam Taylor-Wood(サム・テイラー・ウッド)


イギリス出身の女性アーティストのサム・テイラー・ウッドは、1967年ロンドン生まれ。フィルム、ヴィデオ、写真で物語性の高い映像世界をつくりだすアーティストです。プロの役者、アマチュア、友人たちを用いて、欲望、怒り、孤独、退屈などの人間の様々な根源的感情を主題にした作品を制作しています。
動画の要素を写真に取り込んだ、"Five Revolutionary Second"シリーズでは、360度カメラを使用し、5秒間の露光で部屋の内部を撮影しています。 またルネッサンスやバロック絵画の宗教的なイメージを作品に取り入れたシリーズなども製作しています。
1990年にゴールドスミス・カレッジを卒業、1991年から作家活動を開始し、1995年に初個展を開催し、1997年には有望な若手作家に与えられるヴェニス・ビエンナーレ奨励賞を受賞、1998年にはイギリスで過去1年間優れた活動を行ったアーティストに送られるターナー賞候補にもなりました。2002年には最年少でヘイワード・ギャラリー(ロンドン)で個展を開催。日本でも同年1月にに資生堂ギャラリーで個展が開催されています。

「クライイング・メン」は2002~2004年に製作された最新シリーズです。著名俳優に演技でカメラの前で泣くように彼女が依頼して製作されたものです。ティム・ロス、ガブリエル・バーン、ローレンス・フィッシュバーン、ウディ・ハレルソン、マイケル・ガンボン、ジュード・ロウ、ライアン・ゴスリング、ロバート・ダウニー・ジュニア、ポール・ニューマンらが参加。 それぞれの俳優の際立った泣いている姿が撮影されています。ハードカバー、24点のカラー作品が収録されています。