Guest

powerHouse Books, 2004

Christopher Bucklow(クリストファー・バックロー)


クリストファー・バックロー(1957-)はアダム・フスなどと同様に写真の古典的手法を再構築して新たな美を追求する英国出身の写真作家です。
"Guest"シリーズは1994年に開始された彼の代表作です。まず自らが関係が深いモデルを家族、友人などから慎重に選びます。そして人物の影が投影された型板に25000ものピンホールをあけるというシンプルですが骨の折れる仕事を行います。 それを利用して写真用紙を直接露光させています。写真集の表紙にもなっている完成イメージは光の粒子で満たされ、輝いている等身大の人物フォルムが浮かび上がります。 それらは肉体を超えてそれぞれの人間の持つ精神、知性、感覚など内面が投影されています。
"Tetrarchs"シリーズでは、複数の"Guest"作品が組み合わされて人物間の精神的な相互作用が表現されています。 古典的手法を取り込んでな表現を行うこの現代アート的なアプローチは世界中で高い評価を受けています。

作品は世界中のギャラリーで展示されるとともに、ニューヨーク近代美術館メトロポリタン美術館ヴィクトリア&アルバート美術館などの主要美術館でコレクションされています。
この本は"Guest","Tetrarchs"シリーズを中心に、初期作品、1999年の皆既食のときに巨大ピンホールカメラで製作された作品など約86点が収録された初の本格的作品集です。