Bankrupt

Twin Palms Pub, 2004

Phillip Toledano (フィリップ・トルダーノ)


フィリップ・トルダーノは1968年ロンドン生まれ。父親はアメリカ人、母親はモロッコ系フランス人という国際的なバックグランドを持ち、11歳ころから写真を撮影しています。現在はニューヨーク在住です。
広告代理店でのアート・ディレクターの仕事を10年行った後にわずか数年前から写真家キャリアを本格的に開始します。彼の中間色でミニマムなイメージはすぐに注目され、ニューヨーク・タイムズ・マガジン、マイクロソフト、アブソリュート・ウォッカなど仕事を手がけています。
彼の作品ポリシーはまずアイデア・コンセプトありきです。そして写真は未完成の文章のようにイメージを通して何かを考えさせることが必要だと主張しています。

本書は彼が2001年に開始した、倒産などで従業員が退去した直後のオフィスを撮影したシリーズです。ネットバブルの崩壊と経済のグローバル化の進行で米国でも多くの企業が淘汰されています。彼は人員が削減されるという現在の経済状況を、人の気配がまだ残る広大な空オフィスを撮影することでドキュメントしようとしています。約35X43cmの大判の中にカラー作品24点が収録されています。