Irving Penn: Platinum Prints

Yale University Press, 2005

Irving Penn(アービング・ペン)


写真界の巨匠アーヴィング・ペン(1917-)はファッション、ポートレート、ヌード、静物など様々なテーマを長年精力的に撮影しています。 彼は60年代以降、プラチナ・プリントで代表作を限定数制作し、その表現の可能性を追求してきました。 彼は2002年と2003年には40年代から80年代にかけての17点のプラチナプリントによるコラージュ作品 (Platinum Test Materials)と85点のプラチナプリントをワシントンのナショナル・ギャラリー・オブ・アートに寄贈しています。 この本は同館で2005年6~10月まで開催されるペンのプラチナプリントを総合的に回顧する写真展に合わせて刊行されています。
ファッションをはじめ、ポートレート、静物、世界各地の原住民を撮影した民族学シリーズなどプラチナプリント化された代表作約100点が収録されています。

プラチナ・プリント:
プラチナにより最終イメージが形成されるプリント手法。1873年にイギリス人ウィリアム・ウィリスにより確立されています。コントラストは強くないものの諧調が広いことで知られており、グレーの中間色の表現が優れています。また耐久性も高いといわれています。制作コストや手間がかかることから現在ではファイン・アート写真中心に利用されています。


アービング・ペン プロフィール