Jazzlife: A Journey for Jazz Across America in 1960

Taschen America Llc, Illustrated版 2005

William Claxton(ウィリアム・クラクストン)


1959年、当時既にジャズのLPジャケット写真で知られていたウィリアム・クラクストンはドイツの著名ジャズ評論家ヨアヒム・ベーレントから米国ジャズシーンの撮影を依頼されます。ベーレンドがインタビューとレコーディングを行い、クラクストンが旅の全行程を撮影するプロジェクトでした。
翌年に二人はレンタカーのシボレーを駆って東部ニューヨーク、南部ニューオリンズ、西海岸へと全米約15000マイルのジャズ撮影旅行を敢行します。1959年にはマイルス・デイビスの名盤“カインド・オブ・ブルー”が発表されるなどモダンジャズの全盛期です。クラクストンは有名ジャズメンのセッションやオフステージはもちろん、ストリートミュージシャン、クラブシーン、教会、刑務所などアメリカのジャズシーンの全貌をカラー、モノクロで撮影しています。4ヶ月におよんだ二人のジャーナリストの共同作業は1961年にドイツで写真集“Jazzlife”にまとめられます。

本書は長年絶版でコレクターズアイテムだった“Jazzlife”が、未発表写真と当時ベーレントが録音した音源を再現したリマスターCDを付けて改訂復刻されたものです。1950年代から60年にかけてはモダンジャズとともに米国の黄金時代でもありました。この本は単なるアメリカのジャズシーンだけでなく、当時の雰囲気を記録した貴重なドキュメントです。
チャーリー・パーカー、カウント・ベイシー、デューク・エリントン、ディヴ・ブルーベック、スタン・ゲッツ、ビリー・ホリデイ、マイルス・デイビス、セロニアス・モンク、エラ・フィッツジェラルド、ジョン・コルトレーン、チェット・ベイカーなど多数のジャズ・ジャイアンツのイメージが収録されています。旅を振り返ったクラクストンの序文も掲載されています。291 x 407 mm 、約700ページ近い大判サイズです。