Havana

Steidl, 2006

David Bailey(デヴィッド・ベイリー)


イギリスを代表するファッション写真家デヴィッド・ベイリー(1938-)。
本書はキューバのハバナをテーマにしています。コントラストの強いカラー写真やモノクロで、長期不況で時代に取り残された町のたたずまい、活気溢れるストリートシーンや民衆のポートレートを撮影しています。
彼は、"本書で私はハバナの表面上の印象を撮影しただけだ。特に真摯な探求は行っていない。キューバは米国に近いが、彼らが訪れることができないという地理的にユニークな場所にある。世界で最も裕福な国の目と鼻の先にあるこの国の貧困は、際立って感じられる。両国は民主主義と共産主義という両極端のイデオロギーを持っている。共産主義は機能せず、民主主義は権力と金があれば機能する。"と語っています。ベイリーはすべての面で西側諸国と対極にある不思議の町ハバナを撮影することで急激に均一化する世界に対して問いかけを行っているのでしょう。
2006年秋にロンドンの現代アートギャラリー"Faggionato Fine Art"で開催された写真展にあわせて刊行されました。


デヴィッド・ベイリー プロフィール