Henri Cartier-Bresson:
Scrap Book

Steidl, 2006

Henri Cartier-Bresson(アンリ・カルティエ=ブレッソン)


2006年9月から12月にかけて、パリのアンリ・カルティエ=ブレッソン(HCB)財団で行われている"Scrap Book"写真展に合わせて刊行された写真集です。
"決定的瞬間"で知られる、フランスを代表する写真家アンリ・カルティエ=ブレッソン(1908-2004)。彼は第2次大戦時の1940年にドイツ軍の捕虜となり、1943年に脱出に成功しています。その間、ニューヨーク近代美術館(MoMA)は彼が戦死したと勘違いして、没後展覧会の企画を立てていました。帰還後に写真展開催の話を聞いたカルティエ=ブレッソンは非常に喜び、過去の作品をすべてリビューし没後展に展示して欲しかった写真を選びます。当時は大半が未発表だった約300点を自選し、プリントしています。彼は1946年に写真作品とともにニューヨークに到着し、大きなスクラップブックを買い求め全作品を貼り付けます。写真展"The Photographs of Catier-Bresson"は1947年2月から開催されました。その後、1990年代に彼は再びこのスクラップ・ブックに関心を持ちます。HCB財団が修復を行い、1932年~1946年に撮影、プリントされ、MoMAでの作品展示準備にも使用された約300点が今回展示されることになったのです。

本書はオリジナルのスクラップ・ブックを複製出版したものです。サイズ 27 cm x 32 cm、全256ページ、234点のモノクロイメージが収録。テキストはフランス語(Steidl)。

カルティエ=ブレッソン プロフィール