Christer Stroemholm: Poste Restante

Steidl, 2011

Christer Stromholm(クリステル・ストレームホルム


クリステル・ストレームホルム(1918-2002)は50年代から60年代に活躍したスウェーデンを代表する写真家です。
本書は1967年に刊行以来長らく絶版で、いまや高価なコレクターズアイテムとなっていた写真集の待望の再版です。世界中への旅の軌跡をまとめた自叙伝的写真集で、ロバート・フランクの"The Lines of My Hand"や、エド・ヴァンダール・エルスケンの"Sweet Life"とよく比較されます。欧州、アジア、アフリカで撮影された、静物、ポスター、荒れ果てた壁、墓地、ストリップ小屋、ヌードなど約96点が収録。ストリート・シーン、抽象的イメージの断片、ポートレートなどを途切れなく織り交ぜることで、いま存在する自分自身の意識を重視する実存主義的な日記として表現されています。フランクやエルスケンよりも視点に北欧的な憂鬱さが見え隠れするといわれています。
マーティン・パーの写真集ガイド"The Photo Book"にも収録、60年代欧州の最も重要な写真集の1冊としています。タイトルの"poste restante"は「局留め」という意味。