Bob Richardson

Damiani Editore, 2007

Bob Richardson(ボブ・リチャードソン)


ボブ・リチャードソン (1928-2005)は1960年代に登場したの最も影響力のあるファッション写真家といわれています。現在の知名度はあまり高くないものの、後輩たちには、変わり者の天才として幅広く尊敬されています。彼は複雑なパーソナリティーの持ち主で、波乱に満ちた人生を送っています。表現に自己規制があるファッション雑誌の仕事に不満を持っていたことで知られています。しかし、ファッション写真を否定していたのではなく、その本質を意識し素晴らしいスタイルを持っていました。ただし、彼は60年代のファッションを新しい方法で見せるのではなく、自らを含む当時の若者のライフスタイルそのものを表現しようとしています。彼にとってファッションは服ではなく人間そのものでした。現在の優れた写真家では一般的となっている、写真を通じて自分自身を表現しようとしていたのです。

本書は、彼のキャリアを初めて本格的に回顧するものです。息子の写真家テリー・リチャードソンが編集を担当。残存しているオリジナル作品から約200点が収録されています。