The Places We Live

Aperture, 2008

Jonas Bendiksen(ジョナス・ベンディクセンン)


ジョナス・ベンディクセン(1977-)はマグナム・フォト所属のノルウェー出身の写真家です。ナショナル・ジオグラフィック、ジオ、ニューズ・ウィーク、サンデータイムズ・マガジンなどで写真を発表するとともに、2003年には国際写真センターのインフィニティー・アワードを受賞しています。2006年に発表した、旧ソビエト連邦の人々の生活を撮影した初写真集"Satellites"(Aperture刊)はベストセラーになっています。
2008年、世界の大都市人口が地方人口を人類史上初めて上回ったそうです。 これは決して都市の勝利ではなく、都市住民の約1/3にあたる10億を超える住民が近いうちに悲惨なスラムに住むようになるともいわれています。ジョナス・ベンディクセンは2005年から2007年にかけて、ケニヤのナイロビ、インドのムンバイ、インドネシアのジャカルタ、ベネズエラのカラカスの4都市のスラムを訪れます。その間に約20家族をドキュメントするとともに、そこでの生活ぶりをヒヤリングします。彼の叙情的でカラフルな写真は、そこでは多様な個人的背景を持つ人々が厳しい状況の中でも尊厳を持って暮らしていることを示しています。また近所住民が密集したこの地の直面する問題は、単なる貧困と惨めさだけではないことを写しだしています。21世紀に都市に住むことの意味を考えさせるプロジェクトです。
ハードカバー、196ページ、カラー66点、
そのうち20イメージが斬新デザインの2重折込ページに収録。

なお、同名の写真展はオスロのノーベル平和センターなどで開催されました。また、"Paris Review"誌は本プロジェクトの掲載により、 2007年にナショナル・マガジン・アワードを受賞しています。