Otto Steinert: Parisian Shapes

Steidl, 2008

Otto Steinert(オットー・シュタイナート)


ドイツ出身のオットー・シュタイナート(1915-1978)は、大学で医学を学び第2次大戦中は軍医でした。写真は独学で、1947年ころポートレート写真家に転身しています。彼は1950年代初頭から約10年に渡り繰り広げられた写真運動「主観的写真」の提唱者として知られています。1949年に写真家集団「フォトフォルム」を組織、そのメンバーで1951年に第1回「主観的写真」展を開催。この展覧会とカタログは、戦後ドイツ写真の新しい出発点として国内外に大きな影響を与えています。
彼は、1920年代の「ノイエ・フォトグラフィー」の精神を受け継ぎ、写真は記録だけでなく個人の自由な自己表現のとらえ、ストレート写真から、フォトグラム、ソラリゼーションなど様々な技法を駆使してその可能性を追求しています。1950年代後半に「フォトフォルム」解散後も、重要な写真家、教師として活躍します。

本書は、1948年から1956年にかけて、シュタイナートがパリで撮影した作品をまとめたもの。多くが未発表作品とのことです。ハードカバー、サイズ27 x 23 x 1.8 cm 、モノクロ約55点を収録。