The Waterfall Project

Damiani Editore, 2008

Olivo Barbieri(オリボ・バルビエリ)


オリボ・バルビエリ(1954-)は、大判カメラとチルト・シフト・レンズを使用した風景写真で知られるイタリア人作家です。 ヘリコプターなどで高い位置から逆アオリのテクニックで撮影されたイメージは、狭いエリアが鮮明にピントが合い、その他の部分が次第にピンボケ気味にぶれていきます。 見る側はまるで、子供のおもちゃか、模型のジオラマを見ているような不思議な印象を持ちます。しかし、全ての作品はデジタル加工されていないそうです。
彼の写真、フィルム作品はベネチア・ビエンナーレ(1993, 1995, 1997年)をはじめ、世界中の美術館、ギャラリーで展示されています。1996年にはドイツ・エッセンのフォルクヴァング美術館で回顧展を開催しています。
今回の"The Waterfall Project"では、ヴィクトリア・フォール(ザンビア、ジンバブエ)、イグアス(ブラジル、アルゼンチン)、コーンパペーン(ラオス)、ナイアガラ(米国、カナダ)など、観光名所の滝を撮影。
手付かずの自然のパラダイスの象徴としての滝と、世界的ツーリズムの中で人工的に隔離されて存在する観光客という現実の意味を追求しています。滝の上空から撮影された作品はまるで箱庭をみているようです。
表紙イメージは2007年撮影のイグアスの滝。大自然の中の観光客は人工的な人形のようです。

ハードカバー、112ページ、サイズ 34.3 x 23.9 x 1.5 cm 、カラー約40作品を収録しています。