Looking in:
Robert Frank's The Americans

Steidl; Expanded版, 2009

Robert Frank(ロバート・フランク)


ロバート・フランク(1924-)の写真集"The Americans"(1958年刊)は現代写真のルーツといわれる名著です。パーソナルな視点でありのままの現実のアメリカを撮影した写真は画期的で、60年代に活躍するリー・フリードランダーゲイリー・ウィノグランドらの写真家に大きな影響を与えています。
2009年に"The Americans"の撮影、制作過程を本格的に探求した写真展がワシントンのナショナル・ギャラリー・オブ・アートで企画開催され全米を巡回予定です。本書はそのカタログとして刊行されました。同館シニア・キュレーターのSarah Greenough氏らは、当時のヴィンテージ・コンタクトシートとワーク・プリントを通してフランクがグッゲンハイム奨学金を得て1955~1956年にかけて行った全米をめぐる一万マイルにおよぶ旅の過程を掘り下げています。最初のダミー版と同じく83作品が順番通りに、またヴィンテージプリントに忠実に再現され収録。作品セレクション、トリミング、配列など、出版されたものとの違いが表示されています。また、ウォーカー・エバンスビル・ブラントらの写真集など豊富な資料が参照され、フランクの創作の原点も探求。本書は、フランクの"The Americans"出版後の再解釈と再構築で結ばれています。
ハードカバー版には、"The Americans"のコンタクトシートも収録、手紙や原稿類、フランクの全米旅行の年表や地図、 写真展開催記録、出版された多くの版とダミー版との写真配列との対比、などが収録されています。

528 pages, サイズ24 cm x 29.2 cm、カラー108点, 3色168点,モノクロ210を収録。

ロバート・フランク プロフィール