Danny Lyon: Memories of Myself

Phaidon Press, 2009

Danny Lyon(ダニー・ライアン)


ダニー・ライアン(1942-)は1960年代前半に南部の公民権運動を撮影して注目されます。その後、70年代にかけて価値観が激動するアメリカ社会をテーマに撮影するようになります。アウトローのバイカーに注目した、"The Bikeriders"(1968年)や、テキサスの刑務所で取り組んだ、"Conversations with the Dead"(1971年)などでは、被写体と深く関わりながらコミュニティーの内側から撮影。これらのプロジェクトは写真集化され、いまでは写真によるニュー・ジャーナリズム作品として高く評価されています。彼の撮影スタイルは、ナン・ゴールディンなど多くの次世代写真家に影響を与えています。
本書は約40年にわたって彼が取り組んだフォト・エッセー9作を初めて1冊にまとめて紹介するもの。シカゴの若いギャング少年のシリーズ、コロンビアの娼館に住む女性たちのシリーズなど、多くは論争を巻き起こす内容なので作品制作時には出版化が見送られていたプロジェクトです。1966年のコロンビアでの初期カラー写真から、2002年のキューバで撮影された作品までを、一作につき約15~20作品で紹介しています。テキストも写真家本人が担当。彼は、「この本は、私の人生と仕事の結果である。私自身の記録なのだ。」と語っています。

ハードカバー、 サイズ29.5 x 25.7 x 2.5 cm、約208ページ、モノクロ95点、カラー39点を収録。洋書店店頭での販売分には、撮影背景がわかる日本語訳冊子の特別付録付(Amazonなど輸入分には付きません)。

ダニー・ライアン プロフィール