Photography After Frank

Aperture, 2009

Philip Gefter(著)


写真集「アメリカ人」刊行50周年で、ロバート・フランクの功績が様々な方向から再評価されています。

本書は、ニューヨーク・タイムスの写真編集を長年担当していたPhilip Gefter氏による、1950年代のロバート・フランクから始まる現代写真の流れを探求するものです。
彼の考察はやや難解。出版社アパチャーの解説によると、著者はまず、写真家の様々な分野での実践を通して写真メディアの流れを例示。そして、フランク以降の写真は矛盾した自意識を作り上げていると主張。写真は周りの世界をより明確に認識させてくれる一方で、個人が重視されることで人間本来の良心が覆い隠されているとしています。彼は、まずロバート・フランクの「アメリカ人」による写真の客観性への挑戦からはじめ、ドキュメンタリー、フォト・ジャーナリズム、ポートレート、などのテーマやトピックを取り上げています。アート写真との関連では、コレクターの影響、作品制作への市場の影響などにも触れています。また、フランクの影響を受けた、リー・フリードランダー、ナン・ゴールディン、スティーブン・ショアーなど数多くの写真家の作品に触れています。

21.8 x 15.8 x 2.2 cm のコンパクトサイズ、224ページ、カラー30点、モノクロ45点を収録しています。