Robert Frank: Black, White and Things

Steidl, 2009

Robert Frank(ロバート・フランク)


1952年秋にロバート・フランクは3冊の「Black White and Things」を制作しています。全てが手作りで、デザインはWerner Zryd、収録写真はすべてオリジナルプリント、スパイラル綴じ、約35X33cmのサイズでした。巻頭には、フランス人作家アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの「星の王子さま」から、 "心でみなくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは目に見えないんだよ。(It is only with the heart that one can see rightly; what is essential is invisible to the eye.)" が引用されていました。彼は以前のペルー旅行の際にも、テーマと場所を意識して写真を選んだ手作り写真集を制作しています。
「Black White and Things」では制作アプローチが異なり、パリ、ニューヨーク、ヴァレンシア、セント・ルイスなどの様々な場所で1948~1952年にかけて撮影された34点が収録されています。キャプション、テキスト、説明的な写真順序などもなく、"black" 、"white" 、"things"の3つのカテゴリーで、フランクは題材よりも感覚を重視して写真を配列しています。「Black White and Things」は、1994年にもオリジナルを収蔵しているナショナル・ギャラリー・オブ・ワシントンの協力でScalo社から再版されています。
今回のヴァージョンでは、オリジナルの写真配列を踏襲しつつ、フランクにより小ぶりのフォーマットに再デザインされています。

ソフトカバー、 サイズ21.6 x 20.8 x 1 cm、80ページ、
約37図版を収録。

ロバート・フランク プロフィール