Raffael Waldner:
Car Crash Studies 2001-2010

Jrp Ringier Kunstverlag Ag; Bilingual版, 2010

Raffael Waldner(ラファエル・ワルドナー)


スイス出身の写真家ラファエル・ワルドナー(1972-)は過去10年に渡り、カー・クラッシュの探求を体系的に行ってきました。彼は一瞬のうちに工業製品が想像できないように変形してしまうカー・クラッシュに注目、変形してしまった車を夜間に撮影し続けてきました。抽象的で絵画的でもある車の表面上のダメージ、衝突のインパクトの大きかった部分の詳細、車体から 飛び出したエンジン部分などをセクションごとにまとめています。それは残骸のタイポロジー(類型学)でもあります。
彼が撮影しているのは、ドライバーの富、セクシーアピール、見栄を想像させる高級スポーツ・カーやラグジュアリー・カー。高級なステータス・シンボルが一瞬にして無価値になることを象徴的に表現しています。無残な一種の静物は、物質社会で人間が取りつかれている、テクノロジー、移動、富などへの思い込みに気付かせてくれます。
ハードカバー: 96ページ、サイズ28.8 x 22 x 1.2 cm、カラー79点・モノクロ13点の図版を収録。