First Pictures

Steidl; new版, 2011

Joel Sternfeld(ジョール・スタンフェルド)


ジョール・スタンフェルド(1944-)は、カラーによる大判ドキュメント作品で知られる米国人写真家です。70年代にカラーでのアート写真の可能性を追求した、ニュー・カラー・フォトグラフの代表作家のうちの一人です。彼は、1978年からグッゲンハイム奨学金を受けて約8年間にわたり全米の風景を大判カメラで撮影します。その成果が、人間の手により変貌するアメリカン・シーンを探求した代表作「アメリカン・プロスペクト」(1987年)です。また、彼は現代アート分野で活躍するアンドレアス・グルスキーなどに影響を与えたことでも知られています。

本書は、ほとんど知られていない、スタンフェルドの初期カラー作品を初めてまとめたもの。彼は1969年に35mmカメラとコダクローム・フィルムで写真を始めます。
本書には、1980年までに撮影された様々な作品が含まれています。そこには、その後の代表作につながる米国社会をシニカルにとらえる視点のものや、色彩を強調したエグルストン風作品、1976年まで取り組んでいたストリート写真も含まれています。当時のモノクロ写真中心のアート写真界で、彼がカラー写真の可能性をどのように探求してきたが垣間見れます。

ハードカバー: 320ページ、サイズ30.4 x 24.8 x 3.2 cm、
約140点のカラー図版を収録。