Duffy

Acc Pub Group, 2011

Brian Duffy(ブライアン・ダフィー)


ブライアン・ダフィー(1933-2010)は60~70年代に活躍した英国のファッション写真家です。彼は、デビット・ベイリー、テレス・ドノヴァンとともに60年代スウィンギング・ロンドンの偉大なイメージ・メーカーであるとともに、モデルと同様に有名なスター・フォトグラファーでした。彼らはいままで主流だったスタジオでのポートレート撮影を拒否し、ドキュメンタリー的なファッション写真で業界の基準を大きく変えた革新者と言われています。当時のザ・サンデータイムズは彼らのことを「Terrible Trio(ひどい3人組)」と称したそうです。
彼のキャリアは、ザ・サンデータイムズの仕事から始まります。その後1957~1963年まではブリティシュ・ヴォーグ誌で仕事を行い、ジーン・シュリンプトンなどを撮影しています。60年代はフランスのエル誌など英国以外の雑誌、新聞で活躍します。彼は、この時代を代表する、シドニー・ポワティエ、マイケル・ケイン、トム・コートニー、サミー・デイヴィス・ジュニア、ニーナ・シモン、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、チャールストン・ヘストン、ウィリアム・バロウズ、ブリジッド・バルドーなどのセレブリティーを撮影。70年代以降では、デビット・ボウイの1974年アルバム「アラジン・セイン(Aladdin Sane)」のジャケット写真や、ベンソン&ヘッジスやシミノフの広告キャンペーン、2度に渡るピレリー・カレンダー(1967年、1973年)の仕事で知られています。
1979年にダフィーは写真を止め、スタジオ裏庭で多くのネガを燃やしてしまいました。しかし、2006年から息子のクリス氏がダフィーの資料の精査を開始。幸運にも全てのネガが消失したわけではなく、多くが再発見されたことで今回の写真集化が実現しました。
英国では、60年代に活躍したの第3の男として注目され、写真展も数多く開催されています。

ハードカバー: 208ページ、 サイズ30.8 x 25 x 2.6 cm、
モノクロ・カラー図版多数収録。