Chromes

Steidl; Slp版, 2012

William Eggleston(ウィリアム・エグルストン)


1976年ニューヨーク近代美術館(MoMA)でジョン・シャーカフスキー企画の写真展「ウィリアム・エグルストン・ガイド」でデビューを飾ったウィリアム・エグルストン(1939-)。アメリカ南部土着の風景や生活を大型カメラを使いシャープ・フォーカスで色彩豊かなカラー写真で撮影しています。いまではシリアス・カラーの父と呼ばれて尊敬されています。しかし、デビューが鮮烈だっただけにエグルストンが有名写真家になるまでの過程はあまり知られていません。

本書は、Steidl社によるそのステップを明らかにしていくプロジェクトの一環で刊行されたものです。"Before Color" (Steidl 2010刊)では彼のモノクロ作品を探求。本書"Chromes"は、エグルストン・アーティスティック・トラストの金庫から発見された年代別に収納された10のバインダーから取られた5000以上のコダクロームとエクタクロームより編集されたものです。これはかつてジョン・シャーカフスキーが写真集「ウィリアム・エグルストン・ガイド」の編集時に48作品をセレクトしたときに使われたアーカイヴとのこと。それ以外はいままでほとんど手つかずで未発表だったのです。
本書には、カラーフィルムの可能性の実験、構図の探求などをしていたエグルストンの初期メンフィス時代の貴重な作品が収録されています。

ハードカバー: 728ページ、サイズ45.2 x 40.6 x 14 cm、スリップケース入りの3分冊。 1969年~1974年までに撮影されたカラー約364点が収録されています。

ウィリアム・エグルストン プロフィール