Avedon: Murals and Portraits

Harry N. Abrams, 2012

Richard Avedon(リチャード・アヴェドン)


リチャード・アヴェドン(1923-2004)は、60年~70年代の米国における政治的、文化的な大変動に最も深く真剣に反応した写真家と言われています。
彼は、1969年~1971年にかけて過去に前例のないスケールで4点の巨大な写真による壁画作品を制作します。なんと大きなもので5枚のパネルで約10メートルの長さにも及ぶものでした。それらのグループ・ポートレートは、1968年のシカゴ民主党大会で暴動を企てたとされる7人の被告人を撮影した"The Chicago Seven"、ウォーホールとファクトリのメンバーを撮影した"Andy Warholwith the players and stars of The Factory"、 ビートの詩人アレン・ギンズバークたちを撮影した"Allen Ginsberg and his extended family"、 米国のヴェトナム戦争参加に関わる軍人や役人を撮影した"The Mission Council"です。
巨大な壁画作品と、関連したポートレートを通して彼は当時のアメリカの気分と雰囲気を表現しようとしたのです。

本書は2012年5月~7月にかけてニューヨークのガゴシアン・ギャラリーで開催された "Richard Avedon:Murals & Portraits"展のカタログです。見開きの折り込みページで巨大なグループ・ポートレートを再現するとともに、関連ポートレート、アヴェドンの日記類、各種手紙類、コンタクト・プリントなども収録されています。また各分野の専門家によるエッセー類でアヴェドンのプロジェクトを探求しています。
ハードカバー: 350ページ、サイズ25.4 x 2.8 x 31.8 cm、多数のモノクロ図版を収録。

リチャード・アヴェドン プロフィール