Nan Goldin: The Ballad of Sexual Dependency

Aperture; Revised版, 2012

Nan Goldin(ナン・ゴールディン)


ナン・ゴールディン(1953-)はワシントンD.C.出身の米国を代表するアーティストです。彼女は、現代人の多様な生き方をパーソナルな視点から表現し続けています。10代の時、姉の自殺を契機に写真を撮りはじめ、10代後半にはモノクロ写真シリーズ"Drag Queen"を制作します。 その後、ニューヨーク、ボストン、ロンドン、ベルリンと移り住み、 カメラを日記代わりに、友人、恋人など親しい仲間との関係を様々な出来事とともにドキュメントしてきました。1985年にホイットニー・ビエンナーレへ選出され注目されます。彼女の作品に、家族像の変換、家庭内暴力、薬物乱用、性的依存や倒錯、エイズなど、80年代以降の時代性がストレートに反映されている点が世界的に評価されます。その後、作品は美術館、ギャラリーで展示されるようになり、ホイットニー美術館ニューヨーク(1996年)、ポンピドー・センター・パリ(2001年)で回顧展を開催。2007年にはハッセルブラッド国際写真賞を受賞しています。
本書"The Ballad of Sexual Dependency"は、1986年刊行の現代の古典とさえ呼ばれている代表作の待望の再刊です。彼女は同書のことを、「これらの写真から、挑発的なカラー、匂い、サウンド、肉体の存在感を伴った濃厚で味わいを持ったリアルな人生の思いでが呼び起こされる」と記しています。本書では収録イメージの画質も大幅に向上。彼女のオリジナルのポジより最新機器を駆使して印刷されています。
ハードカバー: 147ページ、 サイズ26.1 x 1.9 x 23.8 cm、約126点のカラー図版を収録。