Vivian Maier: Out of the Shadows

Cityfiles Pr; 1版, 2012

Vivian Maier(ヴィヴィアン・マイヤー)


ヴィヴィアン・マイヤー(1926-2009)は、2007年にシカゴの歴史家ジョン・マーロフにより再発見された米国人アマチュア写真家です。彼女のストリート写真は、ヒューマニストの視点を持ち、高いレベルの、美しさ、感動、ユーモラスさを持っており戦後アメリカの都市生活の生のイメージが写されていました。最初はネット上で公開されますが、彼女の存在は瞬く間に多くの写真ファンの関心を集めます。
2011年には"VivianMaier: Street Photographer"がpowerHouse Booksから刊行され、彼女の存在は世界的に注目されるようになります。いまでは、ダイアン・アーバス、ロバート・フランク、アンリ・カルチェ=ブレッソンに並ぶ写真家と評価されることもあり、作品は欧米の美術館やギャラリーで展示されるようになります。2013年後半には彼女の知られざるキャリアを関係者のインタビューで解き明かすドキュメンタリー映画も公開されました。

本書は上記のジョン・マーロフではなく、約2万点に及ぶ"Jeffrey Goldstein Collection" からセレクトされたもの。 1949年~1970年代中盤までの作品が9章に分かれて収録。
著者のRichard CahanとMichael Williamsは、マイヤーを知る人物とのインタビューを通して彼女の人物像を浮かび上がらせようとしています。彼女の写真家としての視点やその人生が前の写真集よりわかりやすい編集です。死後に残された、ネガ、フイルム、カラースライドなどは膨大だそうです。Jeffrey Goldstein Collectionだけでも、16000点のネガ、225個のフィルムロール、1500点のカラースライドがあるそうです。今後、10万点にも及ぶジョン・マーロフのコレクションとともに、彼女の作品のカタログ作業と調査が進むことでしょう。

ハードカバー: 281ページ、23.4 x 23.4 x 3.8 cm、
約300点の図版を収録。

ヴィヴィアン・マイヤー プロフィール